コラム

ハワイの神話を知ろう!

フラを習っている方の中には、ハワイの神話や伝説について興味を持っている方も多いのではないでしょうか。ハワイには数多くの神話がありますが、今回はその一部をご紹介していきます。

ハワイ島を生んだ「ワケア」と「パパ」

ハワイの神話の中でも有名なのが、天の父「ワケア」と地の母「パパ」の創世神話。ワケアとパパの神話には数多くのパターンがあるようですが、大筋はこのような物語です。

『神代、男神のワケアと女神のパパがいました。2人は結婚し、パパはハワイ島、マウイ島、カホオラヴェ島を生みましたが、その後ワケアが2人の女神と浮気をしてしまいます。1人目の相手はヒナという女神。ヒナは妊娠し、モロカイ島を生みます。2人目の相手はカウラワヒネという女神で、ラナイ島を生みました。

ワケアの浮気を知って怒ったパパは、仕返しに男神のルアと浮気をし、オアフ島を生みます。その後、ワケアとヒナは仲直りをして、再びヒナは妊娠します。そして生まれたのが、カウアイ島、ニイハウ島、ホホ・ホクラカニです。

ところが、ワケアは自分の子供であるホホ・ホクラカニに恋をしてしまったのです。ホホ・ホクラカニはワケアとの間に子供を作りましたが、1人目の子は死産してしまったため、ホホ・ホクラカニはその子を丁重に埋葬しました。すると、その埋めた場所から芽が出てタロイモとなりました。

2番目の子供はハロアという名で、ハワイ人の先祖となりました。ハロアはハワイ島とタロイモを大切にし、それがハワイの発展につながったのです。』

現在の感覚でこの物語を読むと少々複雑に感じますが、このような「島を生む神話」は日本にも存在しています。場所を問わず、神話では多いお話なのかもしれませんね。

ポリネシアの四大神

ポリネシアに伝わる四大神は、創造神の「カネ」、平和と豊饒の神「ロノ」、戦いの神「クー」、海の神「カナロア」の4人の神のことを指します。四大神はハワイ以外にも、タヒチやニュージーランドといったポリネシア全域に広く伝わっています。ハワイでは、四大神の中でもクーの地位が高いとされていますが、タヒチではカネではなくカナロア(タヒチではタアロア)が創造主で、最上の神でした。

ハワイでクーの地位が高かったのは、カメハメハ大王が厚く信仰していたことが関係しているといわれています。ハワイのお土産として売られている「Tiki像」の多くも、戦いの神クーをモデルに作られているそうです。

女神ペレ

女神ペレ

「女神ペレ」はハワイの火山活動を操る神で、ハワイ島キラウエア火山に住んでいると伝えられています。ハワイにはさまざまな神がいますが、ペレは特に人気が高く、人々から深く信仰されています。ペレは出会う男すべてを魅了する美貌を持っていますが、思い通りにならないと火山を噴火させてしまう身勝手な女性。

ハワイの人々は「ペレが怒ると火山が噴火する」と恐れていましたが、その一方で、情熱的で自由奔放な女神に対する憧れや敬愛の気持ちも合わせ持っていたようです。ペレに関する言い伝えは多く残っており、今でもハワイの人々から愛される存在となっています。

また、ペレとフラには密接な関係があり、古くはペレに捧げるためにフラを踊っていたともいわれているのです。そのため、現在でも国を問わず、ペレへ祈りを捧げるためにキラウエア火山でフラを踊るダンサーが多くいます。

ハワイのダンサーの中には、ペレに踊りを確認してもらうために火山へ来る方もいて、踊り終わった後に悪いことが起こると「何かが良くない」と認識するそうです。フラダンサーにとっても、女神ペレは重要な存在といえるでしょう。

創世神話クムリポ

「クムリポ」は、ハワイの王家に代々口承で伝えられてきた創世神話。クムリポはハワイ語で「起源」という意味です。1889年にカラカウア王が一般公表し、その後カラカウア王の妹「リリウオカラニ」が英訳したことで世界的に広まりました。

クムリポは叙事詩のため複数の神話が取りまとめられており、16の章に分かれています。その内容は、宇宙の始まりから説かれていて、前半は闇の世界、後半は神や人間の世界について記されているそうです。

ここまで、ハワイの神話や伝説についてお伝えしてきました。フラを習っている方であれば、いくつか知っている物語もあったのではないでしょうか。ハワイの神話を調べてみると、ハワイには数多くの神話があり、さらに一つの物語に対してもバリエーションが多いことがわかります。そして、古くからその神話を大切にしてきたハワイの人々には、自然を思う気持ちや信仰心が強く根付いているようです。

ハワイの神話は普段なかなか耳にする機会は少ないですが、歌詞の意味がわかると踊りに表現力がつくので、フラを習っている方は勉強してみるのも良いかもしれませんね。ハワイの神話に関する書籍はいくつもあるので、気になる方はぜひ読んでみてください。

【タヒチが発祥の地!】意外と知らないタヒチの豆知識

タヒチアンダンス発祥の地として知られている「タヒチ」ですが、タヒチアンダンス以外にもタヒチが起源の文化があることをご存知でしょうか。
今回は、タヒチが発祥地となっている文化や言葉についてご紹介していきます。

パレオ発祥の地

ビーチやプールなどで見かけることの多い、色鮮やかな「パレオ」。パレオはファッションとして楽しむことはもちろん、日焼け対策やビーチでの敷物としても使うことができるため、リゾート地で大活躍してくれるアイテムです。タヒチアンダンスを習っている方にとっては、衣装としてのイメージが強いかもしれませんね。

そんなパレオの語源は、タヒチの民族衣装「PAREU(パレウ)」からきています。パレウには「巻きつけるスカート」という意味があり、古くからポリネシアの女性たちが身につけていました。現在でも、タヒチの離島などではパレオを日常着として使用しているそうです。

パレオは大きく分けると「手染めのパレオ」と「手描きのパレオ」の2種類があります。手染めのパレオは、染料に浸した布に葉や花、貝殻などをのせ、日光に当てて干すという作り方。特に難しい工程がないので、初心者でも比較的作りやすいことが特徴です。一方、手描きのパレオは、布に糊のついた筆で絵を描き、その後色つけを行って仕上げていきます。色が滲まないように手際よく行う必要があるため、慣れた人でないと難しいようです。

このように手作業で作られるパレオは、ひとつひとつデザインが異なることも魅力。鮮やかで美しいパレオは、現地の人だけではなく、世界中の人々から愛される存在となっています。

サーフィン発祥の地

日本でも人気のマリンスポーツ「サーフィン」は、タヒチやハワイに住む古代ポリネシアの人々が西暦400年頃に始めたといわれています。後にアメリカへ伝わり、サーフィンは多くの人々から親しまれるスポーツとなりました。

タヒチは年間を通して気温が高く、水温は平均26度ほど。一年中サーフィンができるため、世界中のサーファーから人気がある場所です。また、タヒチには「サーフポイント」と呼ばれている良い波が立つ場所がいくつもあり、自分のレベルにあった場所を選べば初心者でもサーフィンを楽しむことができます。

水上バンガロー発祥の地

水上バンガロー

海の上に浮かぶ「水上バンガロー(コテージ)」は、ビーチリゾート地で人気の宿泊施設。美しい海や満天の星を眺めながら、贅沢な時間を過ごせることが魅力です。また、部屋のテラスから直接海へ入れる構造になっているため、すぐにシュノーケリングなどのマリンアクティビティが楽しめることも人気の理由の一つといえるでしょう。

そんな水上バンガローも、実はタヒチが発祥の地なのです。1967年に、タヒチに移住してきた3人のアメリカ人によって建設されたことが、水上バンガローの始まりといわれています。このアメリカ人たちは、通称「バリハイボーイズ」と呼ばれるホテルのオーナー。床の一部がガラス張りになっている「グラスボトムフロア」も、このとき同時に誕生したそうです。

「タトゥー」の語源はタヒチ語

近年では、日本でもファッションや自己表現として体にタトゥーを入れる人が増えていますが、そもそもタトゥーという言葉にはどのような意味があるのでしょうか。タトゥーという言葉は、タヒチ語の「(Tatau)タタウ」が語源といわれており「タタウ」は「叩く動作」を意味しています。

伝統的なタタウに使用する道具は、動物の骨や歯などで作られた針がついているタタウ用のノミ、ククイノキの実などで作られた染料、槌(ハンマーのようなもの)です。タトゥーを入れるときは、染料をノミの歯部分に浸して皮膚にあて、トントンと叩いて皮膚に色を入れながら模様をつけていました。
その後、衛生上の理由などからこの方法での施術は禁止され、現在ではタトゥーマシンや超音波洗浄器、高圧蒸気滅菌器といった機器を使用して施術を行っているようです。

タヒチでは、古来より大切な儀式の際にタトゥーを入れる習慣があり、タトゥーのデザインを見ると、その人の家系や出身、功績などがわかるようになっていました。その他にも、成人や結婚を終えた証としてタトゥーを入れたり、装飾を目的に入れたりすることもあったようです。これらのことから、タヒチの人々にとって、タトゥーを入れることは幅広い意味合いを持った特別な儀式だったことがわかります。

ここまでタヒチが発祥地となっている文化や言葉をご紹介してきました。今では世界的に広がっている文化や言葉でも、調べてみると意外な場所が発祥地であることがあります。そして、その起源は想像と違うものであったり、他の国では捉え方が変わっていたりと、いろいろな発見があるはずです。
タヒチアンダンスを習っている方はもちろん、タヒチに少し興味があるという方は、ぜひタヒチの歴史について調べてみてくださいね。

ダンスダイエットをするなら食事も見直そう!

フラやタヒチアンダンスは「ボディラインを引き締めたい」「体重を落としたい」という女性にぴったりな習い事。現在フラやタヒチアンダンスを習っている方の中にも、始めたきっかけがダイエット目的という方も多くいます。ただ、中には「始めてからしばらく経つのに一向に痩せない…」と、ダイエット効果を実感できていない方もいるのではないでしょうか。

そのような場合、運動量ではなく、毎日の食事内容に問題がある可能性もあります。
そこで今回は「ダンスをしているのに体重がなかなか落ちない」「逆に体重が増えてしまった…」と悩んでいる方に向けて、ダイエット中の食事で気を付けるべきポイントについてお話しをしていきます。

運動だけではなく食事もしっかり意識しよう!

健康的にダイエットを行うには、やはり適度な運動が欠かせません。動くことでカロリーを消費できるということはもちろん、筋肉が増えることによって基礎代謝量が上がるため、脂肪が燃焼しやすく、痩せやすい体を作ることができます。

ただ、このときに気を付けてほしいのが、消費カロリーよりも摂取カロリーが上回ってしまうこと。せっかく運動を頑張ってカロリーを消費しても、そのカロリー分よりも多く食事を摂ってしまったら体重は落ちません。
空腹の状態で運動をすると終わったあとに食べ過ぎてしまいやすいので、できれば運動を行う2時間前までに食事を済ませておいたほうがいいでしょう。

食事をする時間がないという方は、運動を行う30分前までに栄養補助食品やフルーツなどの消化が良いものを食べておくのがおすすめです。
ダイエットをするときは体を動かすことだけに集中するのではなく、消費カロリーと摂取カロリーのバランスをしっかりと意識して行いましょう。

フラ・タヒチアンダンスはダイエットに最適

フラとタヒチアンダンスは、どちらも膝を曲げて腰を落とした状態で踊るため、足の筋肉をしっかりと鍛えることができます。下半身は体の中でも大きな筋肉を持つ場所なので、足を鍛えることで消費カロリーを高めることができるのです。また、ダンスなどの有酸素運動はダイエットに最適といわれており、内臓脂肪を減らすのにも効果的。継続的に行うことで、引き締まった美しいボディラインを手に入れることができます。

ダイエット中の食事内容

ダイエット中の食事は「バランス良く食べる」ということが最も大切なポイントです。よく、ダイエットのために「果物だけを食べる」「野菜だけを食べる」といった食べ方をする人がいますが、このような偏った食事は痩せにくい体を作るだけではなく、健康面にも影響が出る可能性があります。

太るからと避けられがちな肉類や炭水化物も、健康的にダイエットをするには欠かせない食材です。肉類にはタンパク質やL-カルニチンが含まれており、これらの栄養素を摂ることで基礎代謝を上げ、脂肪が燃焼しやすい体を作ることができます。また、炭水化物に含まれている糖質も、脳や筋肉に必要なエネルギー源です。極端な食事制限をすると栄養不足を起こしてしまうので、肉類や炭水化物も摂り、栄養が偏らない食事を心がけましょう。

ただ、脂の多い肉や炭水化物は、食べ過ぎてしまうと当然太ってしまいます。ダイエット中の場合はおかわりを控えて、適量を意識して食べることが大切です。

間食はなるべく控える

「ダンスで体を動かしているはずなのに体重が減らない…」という場合、間食が原因で摂取カロリーが増えてしまっている可能性もあります。間食は上手く取り入れれば、食べ過ぎを防ぐ手助けになることもあるようですが、意識せずにダラダラと食べてしまうのは良くありません。

お菓子を食べないことがストレスになるという方は、カカオ70%以上のチョコレートや砂糖不使用のドライフルーツなど、ダイエットと相性の良いものを選ぶといいでしょう。

食事抜きは絶対にNG!

食事抜きは絶対にNG!

早く体重を落としたいからといって、極端な食事制限をするのは絶対にやめましょう。先ほどもお伝えしましたが、ダイエットには「バランスの良い食事を摂る」ことが大切です。食事を抜くと一時的にガクッと体重を落とすことはできるかもしれませんが、リバウンドもしやすくなります。

ほとんど食事を摂らない生活は長く続けることはできませんし、続けてしまうと、栄養失調や生理不順などといった体のトラブルを引き起こしてしまうことも。
ダイエット中は停滞期などで体重が思うように落ちないときもありますが、体に負担をかけるようなことはせず、健康的なダイエットをするようにしましょう。

まとめ

ダイエットの基本は「摂取カロリー<消費カロリー」です。フラやタヒチアンダンスでダイエットをするときも「自分が毎日どれくらい食べているか」ということを把握し、消費カロリーと摂取カロリーのコントロールをすることが大切になります。
栄養バランスを意識しながら健康的にダイエットを行い、美しいスタイルを手に入れましょう。

よく使うフラの用語を覚えよう!

フラのレッスン中、用語や言葉の意味がわからずに困った経験はありませんか?特に、フラを習い始めたばかりだと、先生の指示が理解できずにスムーズに踊れないということもあるでしょう。
そこでこの記事では、フラのレッスン中によく聞く用語や、ハワイ語の簡単な挨拶などをご紹介していきます。フラ初心者の方はぜひ参考にしてみてください。

意味を知ればフラがもっと楽しくなる!

フラの教室で使われている用語には、ハワイ語が多く用いられています。ハワイ語といえば「Aloha(アロハ)」や「Mahalo(マハロ)」といった言葉が有名ですね。ただ、その他の挨拶や単語などは日常で耳にする機会が少ないので、レッスン中にハワイ語で指示をされても「どういう意味なの?」と混乱してしまう方も多いでしょう。

教室へ何度も通っているうちに覚えられることもありますが、よく使われる用語はあらかじめ覚えておくのがおすすめです。ステップの名前が理解できればレッスンが受けやすくなりますし、歌詞の意味を知ることで、より気持ちを込めて踊れるようになりますよ。ハワイ語を覚えて、楽しくフラを踊りましょう。

ハワイ語の特徴

ハワイ語はもともと文字を持っておらず、音だけで伝える言語でした。1800年代にハワイを訪れた宣教師によって、ハワイ語をアルファベットで表現できるようにしたそうです。ハワイ語の発音をするときは、基本的にローマ字読みでOKなので、日本人にも比較的発音しやすい言語といえます。

ただ、ハワイ語の中には閉鎖音を示す記号である「ʻ」や「¯」がつくことも多いため、表記に合わせて少しひっかかるような発音をすると、より本場の発音に近づけるかもしれませんね。

フラに関わる用語

フラに関わる用語

ここからは、フラに関連する用語をご紹介していきます。教室で耳にする言葉も多いと思うので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

フラのステップ

・ʻami(アミ):腰をまわし、左右それぞれに半円を描く
・ʻuwhehe(ウエヘ):体重移動をしながら両足のかかとを同時にあげる
・kao(カオ):体重移動をしながら腰を左右に振る
・kaholo(カホロ):2歩ずつ横に移動
・kawelu(カベル):前後に移動
・hela(ヘラ):左右の足を交互に斜め前へ出す
・lele(レレ):腰を振りながら進む
・lele ʻuwehe(レレウエヘ):レレとウエヘ を組み合わせたもの

レッスンで使われる言葉

・ho’oma kaukau(ホウ マーカウカウ):準備はいいですか?

・’ae(アイ):はい、OKです
・’aole(アオレ):いいえ
・e ho’omaka(エ ホオマカ):始めて
・e ho’omau(エ ホオマウ):続けて
・e hana hou(エ ハナ ホウ):もう一度
・pau ka hana(パウ カ ハナ):終わり

衣装・道具

・lei(レイ):花や葉、鳥の羽などを編んで、頭・首・手首・足首などにつける装飾品
・lei po`oLei po`o(レイポオ):頭につけるレイ
・kū pe`e(クウペエ):手首・足首につけるレイ
・ūli`uli(ウリウリ):フラを踊る際に使う楽器で、中に木の実などが入っている
・ipu(イプ):フラを踊る際に使う楽器で、ひょうたん中をくり抜いて乾燥させたもの
・pahu(パフ):フラを踊る際に使う楽器で、太鼓のような形をしたもの
・Pā`ū(パウ):フラを踊るときに履くスカート
・mu`umu`u(ムウムウ):現代フラを踊るときに着ることが多い衣装

・kumu hura/kumu(クムフラ/クム):フラの先生
・alakai(アラカイ):クムフラの代行者、教室のリーダー
・haumana(ハウマナ):生徒
・uniki(ウニキ):クムフラになるための卒業式
・kane(カネ):男性
・wahine(ワヒネ):女性
・keiki(ケイキ):子ども
・kaikamahine(カイカマヒネ):少女
・kupuna(クプナ):年配者
・`ohana(オハナ):家族

場所

・halau(ハーラウ):フラの教室

自然

・kai(カイ):海
・nalu(ナル):波
・la(ラー):太陽
・mahina(マヒナ):月
・hoku(ホークー):星
・’anuenue(アーヌエヌエ):虹
・makani(マカニ):風
・ua(ウア):雨

フラのステップについては教室によって異なることもあるので、習っている先生の方針に従うようにしてください。

ハワイ語の挨拶

続いて、教室で挨拶をする際やハワイ旅行時に使える、簡単なハワイ語の挨拶をご紹介します。

・Aloha(アロハ):歓迎の挨拶、こんにちは、愛
・Aloha kakahiaka(アロハ カカヒアカ):おはよう
・Aloha ‘auinala(アロハ アウイナラー):こんにちは
・Aloha ahiahi(アロハ アヒアヒ):こんばんは
・Mahalo(マハロ):ありがとう
・E komo mai(エ コモ マイ):ようこそ
・E malama pono(エ マーラマ ポノ):お元気で
・’A hui hou (ア フイ ホウ):さようなら

レッスン中に使用されるフラの用語をご紹介してきましたが、もっと多くの言葉を知りたいという方は、ぜひハワイ語の本などで勉強してみてください。言葉を理解するのは、レッスンが受けやすくなるというだけではなく、表現力をつけるためにも大切なことです。

フラを踊るときに「この歌にはどういう背景があるのか」「主人公はどんな気持ちか」など、歌詞の意味を自分なりに想像してみると、より気持ちのこもった踊りができるでしょう。フラの用語や言葉を覚え、楽しみながらレッスンを受けてくださいね。

クイで作るフラワーレイ

フラの衣装といえば、華やかなフラワーレイを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。ステージ用のフラワーレイはフラの専門店などで購入することができますが、自分たちで手作りをする方も多くいます。
この記事では、クイで生花のフラワーレイを作る方法をご紹介していきます。

フラの衣装に欠かせないフラワーレイ

フラワーレイは、フラダンサーの衣装に欠かせない装飾です。色とりどりの美しい花を使用して作るフラワーレイは、フラダンサーの首元を華やかに飾り立ててくれます。

ハワイでは、各島々によってそれぞれの土地を象徴する花があり、島の大切な儀式の際はその花を使用したレイを身につけるそうです。ハワイ島では「オヒアレフア」、オアフ島は「イリマ」、モロカイ島は「ククイ」、マウイ島は「ロケラニ」の花が使われています。
ハワイの花と聞くと、日本では「プルメリア」や「ハイビスカス」のイメージが強いですが、実際にはその他にも数多くの種類があるのです。

また、フラワーレイは花の種類や製作方法によっても呼び名や意味が変わります。そのため、フラダンサーがフラワーレイを身につける際は、シーンに合わせて使用することが大切です。

クイってどんなもの?

クイは、ハワイ語で「針、糸を通す」などといった意味があります。その名の通り、針と糸を使用してレイを作る技法です。クイで作る技法の中にもいくつか種類があり、花を同じ向きに繋げる「クイ ポロレイ」、花の向きを回転させながら繋げる「クイ ポエポエ」、花びらを平たく繋いでいく「クイラウ」の3種類が代表的な作り方です。

「クイ ポロレイ」はシングルレイ、「クイ ポエポエ」はダブルレイとも呼ばれています。シングルレイは太さがない分、他のレイと重ね付けをする際にぴったりです。ダブルレイは花の正面が内側・外側の両方を向くようになっているので、華やかさやボリューム感を出すことができます。クイの種類によっても花の印象は全く異なるため、手作りをする際は衣装や曲のイメージに合わせて選ぶといいでしょう。

クイで使用する針は、レイニードルという専用の針を使うのが一般的です。
レイニードルの長さは20〜36センチほどと、手芸などで使用する針よりも長いことが特徴。針先の反対側はかぎ穴やフックになっており、そこに糸を通して使用します。糸はステッチ用などの太いサイズが使いやすいでしょう。

使用する花やステージで着る衣装に合わせてクイの作り方を変えれば、色々なパターンのフラワーレイを楽しめますよ。

フラワーレイの作り方

裁縫道具

ここからは、クイで作るフラワーレイの作り方をご紹介していきます。今回は、デンファレの花を使用してシングルレイ(クイ ポロレイ)を作っていきます。デンファレの花は日本でも馴染みのある花なので、見かけたことがある方も多いでしょう。花の色は、紫色やピンク色、白色などがあり、トロピカルで可愛らしい見た目が特徴です。
それでは、作り方を見ていきましょう。

準備するもの

・デンファレ(目安は25本〜30本ほど)
・レイニードル
・ステッチ用などの太めの糸
・ハサミ

※デンファレの下準備を短縮したい場合は、茎がついていないカットフラワーを選ぶのがおすすめです。ネット通販で購入することができるので、興味のある方は調べてみてくださいね。

作り方

1.まずは下準備として、茎から花を取り、花についている花粉部分を取っていきましょう。その後、針に糸を通して玉結びにします。玉結びにする際に、余った茎を切って糸の端に巻きつけると、糸が抜けるのを防げます。

2.下準備が終わったら、花の正面から真っ直ぐに針を通していきます。花が同じ方向を向くように気を付けながら、一つずつ花を通していきましょう。

3.全て通し終わったら、花の間に隙間ができないようにギュッと詰めていきます。

4.糸を結び合わせて完成です。

レイの結び目は、糸を結び合わせる方法以外にも、リボンで留めて長さを調節できるようにしてもいいでしょう。また、他の種類の花や葉などを混ぜて作っても可愛らしく仕上がりますよ。自分の好みに合わせて、ぜひ色々なアレンジを楽しんでみてください。

心を込めてレイを手作りしよう!

ハワイでは、フラダンサーが身につけるレイには「マナ」が宿ると信じられています。マナは「神聖な力」「奇跡」「魂」などの意味を含んでおり、あらゆるものにそのパワーが宿るといわれています。そのため、植物で作られたレイはただの装飾としての役割だけではなく、ハワイの文化に関わるさまざまな思いが込められているのです。

フラワーレイを作る際は、このようなハワイの文化も大切にしながら、ぜひ心を込めて作ってみてください。自分で作り上げたレイには愛着もわきますし、思いを込めたレイを身につけることで、よりステージを楽しむことができるでしょう。

クイでレイを作る方法はそこまで難しいものではないので、フラ初心者の方も手作りレイに挑戦してみてくださいね。

タヒチアンダンスは足が太くなる?

タヒチアンダンスは基本的に膝を曲げた状態をキープしながら踊るので、太ももの筋肉がしっかりと鍛えられます。そのため、中には「タヒチアンダンスを続けると足が太くなりそう…」「足がムキムキになったら嫌だな…」と、不安に思っている方もいるのではないでしょうか。
そこで今回は「タヒチアンダンスは足が太くなる?」という疑問にお答えしていこうと思います。

タヒチアンダンスで使う筋肉は?

タヒチアンダンスでは、腹筋や背筋、足や腕の筋肉など、体の筋肉を全体的に鍛えることが可能です。実際に踊っている様子を見たことがある方ならわかると思いますが、タヒチアンダンスは激しく腰を振りながらも、上半身は動かないようにキープしています。

膝を曲げた状態で、上半身がブレないようにキープしながら腰を動かすというのは、見た目以上に筋力が必要になる動きです。体の軸を意識してステップを踏む練習をするとインナーマッスルが鍛えられるため、お尻の引き締めやお腹のくびれ、ぽっこりお腹の解消といった効果を感じることができます。

また、普段の生活ではなかなか使うことのない深層筋を鍛えることで、基礎代謝量を上げる効果も期待できるでしょう。
このように、タヒチアンダンスは腹筋や足など一部の筋肉だけではなく、広い範囲の筋肉を鍛えることができます。体をしっかりと引き締められるので、バランスの良いボディラインに憧れているという方におすすめの習い事です。

タヒチアンダンスを続けると足が太くなるの?

「タヒチアンダンスは足が太くなるの?」という疑問ですが、結論からいうと太くはなりません。長年タヒチアンダンサーとして活躍している方を見ても、アスリートのようにムキムキの足にはなっていませんよね。女性の場合は、筋肉を肥大させるために必要な男性ホルモンが少ないので、普通に運動しているくらいではムキムキにはならないのです。

タヒチアンダンスを行うと足の筋肉量が増えて脂肪が少なくなるため、見た目も細く、すっきりと引き締まります。筋肉がつくことによって健康的で女性らしい足へと変わるので、足の太さで悩んでいる方にはタヒチアンダンスがとても効果的な運動といえるでしょう。

足が太くなる原因は人によってさまざまですが、筋肉よりも脂肪がついてしまっていることや、運動不足によるむくみが原因となっていることなどが考えられます。どちらの理由でも、足を細くするにはやはり運動を行うことが大切。足の筋肉量が少ない方やむくみが気になる方は、タヒチアンダンスを継続して行い、スラッとした美しい足を手に入れましょう。

足に筋肉をつけるメリット

足に筋肉をつけることは、体にとってさまざまなメリットがあります。下半身には大きな筋肉が集中しているため、太ももやふくらはぎを鍛えることによって基礎代謝量が上がり、脂肪が燃焼しやすい体を手に入れることができるのです。

基礎代謝量は何もせずにじっとしている時間にも消費されるエネルギーなので、下半身を鍛えて基礎代謝量を向上させることで、普段からエネルギーの消費量を多くすることが可能になります。また、ダイエットにはもちろん、筋肉を大きく動かすことで成長ホルモンが分泌されるので、肌や髪への美容効果も期待できるでしょう。

反対に、下半身の筋肉量が少ないと、脂肪がつきやすく痩せにくい体になってしまうことも。基礎代謝量は年を重ねるごとに落ちていくので、いつまでも若々しさを保つためにも、今から筋肉を鍛えておくことが大切です。

普段の生活でも足を鍛えるようにしよう!

洗濯する女性

これまで運動を全くしてこなかった方や「ダイエット効果を早く感じたい!」という方は、タヒチアンダンスのレッスン以外にも、日常的に足を鍛える習慣をつけるといいでしょう。

ただ、足を鍛えるといっても、家で毎日筋トレをするのは大変ですよね。無理なく足を鍛えるには、ライフスタイルの中に軽い筋トレを取り入れるのがおすすめです。例えば、通勤時にはなるべく階段を使うようにしたり、一駅分多く歩いたりなど、足を使うことを意識するだけで筋肉がつきやすい体へと変わっていきます。

普段家にいることが多い方は、洗濯物を干すときにスクワットを取り入れたり、片足立ちで皿洗いをしたりと、家事をしながらできる筋トレを行うといいでしょう。「そんなことで何か変わるの?」と思う方もいるかもしれませんが、筋肉量は確実に増えていくので、タヒチアンダンスを踊ったときに「軸がぶれなくなった」「疲れにくくなった」などの変化を実感できるはずです。

毎日コツコツと続けることが大切なので、無理をしてハードなトレーニングをするよりも、気軽にできる筋トレを地道に行うほうが結果的にも良いでしょう。健康的な体を手に入れるためにも、タヒチアンダンスにプラスして、ぜひ下半身を鍛える習慣をつけてみてください。

【タヒチアンダンスの練習着】どんなTシャツを着ればいい?

これからタヒチアンダンスの習い事を始める方の中には「レッスン中の服装はどうすればいいの?」「Tシャツはどんなものを選べばいい?」という疑問がある方もいるのではないでしょうか。特に、初めてタヒチアンダンスの体験レッスンを受ける場合は不安に思う方もいますよね。
そこで今回は、タヒチアンダンスの練習着やTシャツの選び方についてお話ししていきます。

タヒチアンダンスの練習着

タヒチアンダンスの衣装は華やかなものが多いので「レッスン中も似たような格好をするのかな?」と思う方もいるかもしれませんが、練習着は一般的なダンススクールとそこまで変わりはありません。レッスン中の基本的な服装は、Tシャツ+パレオのスタイルです。中にはパレオではなく、ショートパンツやジャージでもOKの教室もあるようです。

パレオの選び方

レッスン中に着るパレオは、基本的にハーフ丈のものを選びます。練習着について特に決まりがない教室の場合は、好きな柄を選んで問題ないでしょう。購入するときは、タヒチアン専門ショップやネット通販などを利用する方が多いです。パレオの下はレギンスや、ショート丈のスパッツを着用する方もいますし、下着以外何も履かない方もいます。自分の好みにあったスタイルを選びましょう。体験レッスンの場合はパレオのレンタルができることもあるので、事前に確認しておくといいですよ。

教室によっては指定の練習着がある場合も

体験レッスンのときは自由な服装で問題ないことも多いですが、タヒチアンダンスの教室によっては、教室で販売しているTシャツやパレオを着用するなど、練習着に指定がある場合もあります。また、パレオの下にレギンスなどを履かないように統一している教室もあるので、心配なことがある方は体験レッスン時に確認しておきましょう。

どんなTシャツを選べばいいの?

練習着用のTシャツを選ぶ際は、パレオとの相性を考えて選ぶことがポイント。どのようなパレオを選ぶかにもよりますが、基本的にTシャツはシンプルなものを選択したほうが合わせやすいでしょう。例えば、プルメリアやハイビスカスなどのデザインがされているパレオを着用する場合、Tシャツにも大きめのプリントがついていると主張が激しくなってしまいます。おしゃれに決めたいのであれば、無地のTシャツか、あまり大きなプリントがされていないTシャツを選ぶのがおすすめです。

また、パレオとTシャツの色のバランスを考えることも大切。パレオとTシャツが似たような色合いだとメリハリがなくなってしまいますし、パレオの華やかさを活かせなくなります。どんなパレオにも合わせやすいのは、やはり白や黒のシンプルなTシャツです。白や黒のTシャツであれば、パレオが赤や青、黄色などのハッキリとした色でも合わせやすいですし、バランスも良く見えます。

Tシャツを購入するときは、タヒチアン専門ショップやスポーツ用品店、シンプルなデザインが多いユニクロなどのお店を利用するといいでしょう。タヒチアンダンスは運動量が多いので、汗を吸いやすく、速乾性のあるTシャツを選ぶといいですよ。

体にフィットするTシャツがおすすめ

タヒチアンダンスのレッスン用にTシャツを購入するのであれば、体にフィットするデザインを選ぶのがおすすめです。ヒップホップなどのダンスをするのであれば、オーバーサイズのTシャツを着たほうがかっこよく見えますし、動きを大きく見せられるというメリットもあります。ですが、タヒチアンダンスの場合はお腹や腰の動きがしっかり見えるということが大切なので、サイズの大きいTシャツはあまり向いていないでしょう。

実際にステージで踊るときはお腹を出す衣装を着ることがほとんどなので、練習時も姿勢やお腹の動きがよく見える服装をしたほうが上達も早くなるといえます。タヒチアンダンスを踊りやすくするため、ストレッチ性の高いTシャツを選ぶということも重要なポイントです。

また、タヒチアンダンスの教室では、Tシャツ以外にもタンクトップやキャミソール、チューブトップなどを着る方も多くいます。肌が見える範囲が広い分、より体の動きが見えやすくなりますし、見た目がセクシーなので女性らしさもUPしますよ。ただ、どんなトップスを選ぶのかは自由なので、自分が踊りやすいと感じるものを選ぶことが一番です。タヒチアンダンスは練習着もとても可愛らしいので、楽しみながらコーディネートを考えていきましょう。

おしゃれな練習着を着て楽しく踊ろう!

おしゃれな練習着を着て楽しく踊ろう!

タヒチアンダンスは、衣装や練習着の可愛さも魅力。おしゃれな練習着で踊れば、気分もより高まることでしょう。これからタヒチアンダンスを始めるという方は、ご紹介した選び方を参考に、ぜひおしゃれな練習着を見つけてみてください。そして、タヒチアンダンスを思い切り楽しみましょう。

タヒチアンダンスを習うならロングヘアは必須?

タヒチアンダンスの習い事に興味があるけれど「ショートヘアだからできないかな?」「ずっとロングヘアをキープしないといけないの?」という疑問がある方はいませんか?タヒチアンダンサーは髪の長い人が多いので「髪形について決まりがあるのかな?」と思う方も多いでしょう。
そこで今回は、タヒチアンダンサーにロングヘアが多い理由や髪型のルールなどについてお話ししていきます。

タヒチアンダンサーにロングヘアが多い理由

ポリネシア諸島には、古くから「髪の毛にはマナが宿る」という言い伝えがあります。マナは「魂」「精霊」「神聖な力」などといった意味があり、人間や生き物、服、石など、さまざまな場所に宿るといわれています。髪の毛には、自分がこれまで経験してきたことや知識などがマナとして宿ると信じられているため、大切な髪の毛を切ったり粗末に扱ったりすることはタブーとされていたようです。

また、タヒチでは「髪の毛が長い女性は美しい」と考えられているため、ダンサーに限らずロングヘアの女性は多いそうですよ。このような教えの影響もあり、日本のタヒチアンダンサーも「髪を伸ばす」ということが基本となっていると考えられます。

ショートヘアはNG?

タヒチアンダンサーにロングヘアが多い理由をお伝えしましたが「じゃあショートヘアの場合はどうすればいいの?」と、疑問に思う方もいますよね。結論からいうと、ショートヘアの方でもタヒチアンダンスを習うことはできますし、必ず髪を伸ばさなくてはいけないということもありません。

タヒチアンダンスを習っている人の中には、ショートヘアやボブ、ミディアムヘアなど、さまざまな髪型の人がいます。今は髪が長い生徒さんでも、始めた頃は髪が短かったという人も多いです。タヒチアンダンスを続けていく中で「本場のダンサーに近づきたい」という気持ちや、周りの影響などから髪を伸ばすということもあるのでしょう。基本的には髪が短くても長くても問題ないので、あまり気にし過ぎる必要はないといえます。

ただ、教室によっては、髪を伸ばすことを教室のルールにしているところもあるようです。厳しい教室だと、自分で勝手に髪を切ることや、髪を染めることができない場合も。教室それぞれ考え方が違うので、自由な髪型でいたい方や諸事情があって髪を伸ばせない方などは、髪型に決まりがない教室を選ぶといいでしょう。

教室に入会した後で「知らなかった!」とならないよう、事前にHPなどで確認しておくことが大切です。HPを見て判断ができない場合は、直接教室へ問い合わせてみるといいですよ。

イベントに出演する際はウィッグを活用しよう!

ウィッグ

教室でレッスンを受ける場合はショートヘアでも問題ありませんが、ステージに立つときはある程度周りと髪型を合わせる必要があります。そのため、髪が短い方がタヒチアンダンスのイベントに出演する際は、ロングヘアのウィッグを着用することが基本です。

ロングヘアの方がイベントに出演するときは、髪にウェーブ感を出すためにイベントの前日から三つ編みをするなどの準備が必要になりますが、ウィッグを使用する場合はそのような手間がないので、とても便利なアイテムといえます。

また、ウィッグの使用はショートヘアの方に限らず、髪にボリューム感がない方やカールがすぐに取れてしまうという方にもおすすめです。「なるべく地毛を生かしたい」という方は、エクステをつけてボリューム感を出してもいいでしょう。地毛ですべて対応できるのならそれが一番ですが、難しい場合は無理をせずにウィッグやエクステを上手く活用しましょう。

ウィッグを選ぶ際の注意点

イベント用のウィッグは、ボリューム感があって質が良いものを選びましょう。しっかりとボリュームのあるウィッグは見た目が華やかに見えるので、なるべく密度の高いタイプのウィッグを選ぶのがおすすめです。

また、ウィッグを選ぶ際は、人毛に近いものを選ぶということも大切。ウィッグ感があまりにも強いと見た目が良くないため、自然なツヤ感で、なるべく地毛に近い色を選ぶといいですよ。安いウィッグはネット通販でもたくさん販売されていますが、やはり安過ぎると質もそれなりになってしまいます。せっかく衣装やメイクを華やかにしても、ウィッグの見た目が良くないともったいないですよね。ウィッグを選ぶ際は、安さではなく、質感を重視するようにしましょう。

まとめ

タヒチアンダンスの習い事は、髪の長さに関係なく、誰でも気軽に始めることができます。また、髪型についてルールを定めていない教室であれば、ショートヘアのままでもタヒチアンダンスを続けることが可能です。イベントに出演する際はウィッグやエクステを上手く活用し、無理せず楽しくタヒチアンダンスを続けていきましょう。

上手くなるには基礎が大事!タヒチアンダンスの上達法

タヒチアンダンスを習い始めてからしばらく経つと、徐々に自分の踊りが冷静に見られるようになってきます。それと同時に、自分の苦手なステップや、自分の動き方と先生の動き方の違いにも気が付いてくるでしょう。しかし、動き方の違いに気が付いたとしても「違和感はあるけど、何が違うのかがわからない」「どこを直せばいいの?」と迷う方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は「上手くなるにはどうしたらいいの?」と悩んでいる方に向けて、タヒチアンダンスを上達させるためのコツについて解説していきます。

タヒチアンダンスは基礎練習が大切

タヒチアンダンスのレッスン中、鏡に映った自分の姿を見て「先生みたいに綺麗に踊れていない」「周りの人はできているのに自分はできていない」と、感じた経験はありませんか?タヒチアンダンスを始めて間もない頃であれば「初心者だから仕方ない」と納得ができますが、半年以上練習をしても上達しない場合は気になってしまいますよね。

タヒチアンダンスが上手く踊れないと感じたときに大切なのが、基礎を見直すということ。振り付けやステップを踏むときも、まず基本姿勢ができていないとバランスを保てないですし、フォームも崩れてしまいます。また、正しい動かし方を身につけていないと「タイリタマウ」や「ファラプ」などで腰を動かす際に動きがかたく、ぎこちなくなってしまうことも。間違った姿勢で踊ることは体を痛める原因にもなるので、早めに改善したほうがいいでしょう。

基本姿勢や正しい動き方ができていない状態では、いくらステップの練習を繰り返しても上達することは難しいので、まずは焦らずゆっくりと基礎を練習することが重要になります。ただ、毎回みっちりと基礎練習を行う教室であれば問題ないですが、教室によっては基礎練習をあまりしなかったり、細かく指導されなかったりすることもありますよね。

そのような場合は、自宅でも練習を行うようにしましょう。自宅で練習をする場合も、教室と同じように鏡で姿勢をチェックしながら行います。可能であれば、動画を撮って客観的に自分のダンスを見たり、家族にチェックしてもらったりなど、正面以外の姿勢も確認するといいでしょう。

基本姿勢のポイント

タヒチアンダンスの基本姿勢は、背筋を伸ばした状態で両膝を曲げ、腰を落とすポーズです。このときにいくつか気を付けるべきポイントがあります。

・重心はつま先ではなくかかとに置く
・膝と足が離れないようにする
・猫背や反り腰にならないように真っ直ぐ立つ
・あごを引く
・目線は前
・肩が上がらないようにする
・肩や腰に手を添えるときは、肘を後ろに引かない

基本姿勢をとるときは上記のことに気を付けましょう。特に「基本姿勢はできているから大丈夫」と思っている方にこそ、改めて姿勢のチェックをすることをおすすめします。一つ一つ意識をしてみると、今まで正しい姿勢がとれていなかったことに気が付くこともありますよ。

ステップを行う際のポイント

ステップを行う際のポイント

基本姿勢をマスターしたら、次はステップを一つずつしっかりと覚えましょう。ステップの練習を行うときは、膝が離れたり重心がつま先にいったりしないように気を付けながら行います。腰を前後左右に動かすときは、上半身が動かないようにし、おへそから下のみを動かすようなイメージで行ないましょう。同じ動きを繰り返していると徐々にフォームが崩れてくることがあるので、鏡でこまめにチェックをしながら練習することが大切です。

体の土台をしっかりと作る

タヒチアンダンスを踊る上で、体の土台を作りあげることはとても重要です。基礎体力がない状態では、激しい動きに耐えられなかったり、同じ姿勢をキープすることが難しかったりします。そのため、タヒチアンダンスを上達させるには、姿勢を崩さずに保つ練習やストレッチ、ウォーミングアップをしっかりと行うことが大切になります。

例えば、かかとを高く上げた状態でステップを踏む「テキ」は、初めから上手く出来る人はなかなかいないのではないでしょうか。爪先立ちをキープしなければいけないので、初心者の方にとってハードルが高いステップといえます。ですが、そんなテキでも、爪先立ちを数十秒間キープする練習を繰り返すことによって体幹やバランス力が備わり、徐々にできるようになってきます。

姿勢が崩れそうな場合や、バランスをとることが難しい場合は、正面ではなく横から体をチェックしたり壁を使って練習をしたりするのがおすすめです。基礎体力がつけばこのようなステップも行いやすくなるので、工夫をしながら体の土台を作っていきましょう。

タヒチアンダンスは、コツコツと練習を繰り返すことで誰でも上達することができます。「運動神経もリズム感もないから上手くならない」と諦めずに、少しずつ基礎を固めていきましょう。

タヒチアンダンスは男性にもおすすめの習い事

情熱的でセクシーな踊りが魅力の「タヒチアンダンス」。タヒチアンダンスの習い事は幅広い年代の女性から人気がありますが、教室によっては男性もレッスンを受けられるということをご存知ですか?

今回は、これから習い事を始めたいと考えている男性に向けて、男性がタヒチアンダンスを習うメリットやタヒチアンダンスの特徴、教室の探し方などをご紹介していきます。

男性タヒチアンダンサーの特徴

「タヒチアンダンス」と聞いたときに多くの方がイメージするのは、打楽器のリズムに合わせて、女性が腰を激しく振ったり回したりしている場面ではないでしょうか。これは「オテア」という種類のダンスで、女性は腰の動きを中心に、男性は足の動きを中心にアップテンポで踊ることが特徴です。

オテアは女性の踊りも激しいですが、男性の踊りはさらに激しく、全身を使ってダイナミックに動いていきます。膝を曲げた状態でかかとを上げながら両足を開け閉めする動きや、膝を高く上げてジャンプをする動きなど、男性だからこそ表現できる力強い踊りが魅力です。

男性がオテアを踊る際は「マロ」というふんどしのような衣装を着用し、曲に合わせて大きなヘッドドレスを身につけたり、膝下に植物で作られた装飾をしたりすることもあります。踊りと同じように衣装も情熱的でインパクトがあるので、ダンサー自身はもちろん、観客も見ているだけで楽しむことができるでしょう。

ステージで踊るときは、男性のみで踊ることもあれば、女性と一緒に踊ることもあります。そのため、イベントの練習をする際は男女合同のクラスで行うこともあるようです。

男性がタヒチアンダンスを習うメリット

男性がタヒチアンダンスの習い事をするメリットとして、以下のようなことが挙げられます。

・全身の筋肉が鍛えられる
・運動不足解消
・姿勢の改善
・ストレス解消
・自分に自信がつく
・男性ダンサーは少ないので目立つことができる
・さまざまな人と知り合える
・趣味や特技ができる

男性がタヒチアンダンスを習うメリットとしてまず挙げられることが、全身が鍛えられて筋肉がつくということです。男性のオテアは動きがかなり激しく運動量が多いので、下半身の筋肉がつくことはもちろん、全身の筋肉を鍛えることができます。また、上半身を動かさないように踊ることで、体幹が鍛えられ、姿勢の改善にも繋がります。

自宅やジムなどで筋トレをするのはなかなか続きにくいですが、タヒチアンダンスは周りの仲間と楽しく踊れるため、他の運動に比べて続けやすいということもメリットといえるでしょう。体を動かすことによって運動不足の解消やストレスの発散にもなるので、普段デスクワークをしている方や、仕事でストレスを溜め込んでいる方などにも最適です。

他にも、タヒチアンダンスが上手く踊れるようになったときには達成感を得られますし、ステージに立つ経験を重ねることで、自分に自信をつけることもできます。男性のタヒチアンダンサーはまだまだ少ないので、ステージでもきっと目立つことができるでしょう。

タヒチアンダンス教室の探し方

タヒチアンダンス教室の探し方

タヒチアンダンスに興味があっても「近くに男性専用の教室があるのかわからない」「周りに聞ける人がいない」と悩んでいる男性は多いのではないでしょうか。タヒチアンダンスの教室は全国にいくつもありますが、男性専用のクラスを持っている教室は少ないといえます。

男性が教室を探すときは、まずは自宅から通える範囲に男性専用のクラス(タネクラス)があるかを探し、見つからない場合は気になる教室に直接問い合わせてみるのがおすすめです。その教室では男性のレッスンを受け付けていないかもしれませんが、男性専用のクラスがある他の教室の情報を得られる可能性もあります。

それでも見つからなかった場合は、近くでタヒチアンダンスのワークショップが開かれていないかを確認してみるといいでしょう。教室によっては、年に数回ほど外部講師を招いて男性タヒチアンダンスのレッスンを行っているところもあります。

いずれにしても、教室を探すには講師の方や教室の先生に聞いてみることが一番なので、気軽に問い合わせてみましょう。

男性も女性もタヒチアンダンスを楽しもう!

タヒチアンダンスは、性別も年齢も関係なく、どんな方でも楽しむことができる習い事です。運動不足の解消やストレス発散、体を鍛えたい、仲間を作りたいなど、人によって始めるきっかけはそれぞれ違いますが、続けていくうちにタヒチアンダンスをもっと好きになれるはず。

男性タヒチアンダンサーの人数は女性に比べると少ないですが、だからこそ趣味や特技として向いているといえます。少しでもタヒチアンダンスに興味がある方は、まずは体験レッスンを受けて、タヒチアンダンスの楽しさを体感してみてください。

ブログ
コラム
インスタグラム