コラム

アップテンポのリズミカルな曲で踊るタヒチアンダンスで、体を引き締める効果やダイエット効果などを実感する方が多くいます。素早い動きが特徴的で、難しそうなイメージがあるタヒチアンダンスですが、基本姿勢をマスターすれば誰でも踊ることができます。

タヒチアンダンスを始める人の中でも、「ヒップアップやウエスト部分のシェイプアップをしたい!」と参加する方が増えていて、女性らしいスタイルをつくるのにもおすすめです。タヒチアンダンスをすることで、もたらされる効果について説明しましょう。

ヒップアップやシェイプアップに最適

タヒチアンダンスは、腰やヒップの動きが特徴的なタヒチの伝統舞踊です。手の動きが特徴的で、フラダンスのようにゆったりとした動き「アバリマ」や、リズミカルに足や腰を素早く動かす「オテア」があります。

ヒップアップに効果が高いのは「オテア」です。運動量が多く筋肉をたくさん動かします。基本的には、腰を前後左右に振る動きと、腰で四角形や円、8の字を描く動きなどがあり、徐々にスピードを上げながらタヒチアンダンスの形に近づけていきます。

ヒップアップは、腰の動き以外にも「中腰でかかとに重心をかけ、上半身の姿勢を保ったままにする」という条件があります。この基本姿勢が筋肉に刺激を与え、腰の動きと共にヒップアップにつながる筋力を上げてくれるのです。

タヒチアンダンスは筋トレ効果を得ることができる有酸素運動ですから、ヒップアップとシェイプアップが同時に叶えられる理想的な運動と言えるでしょう。タヒチアンダンスで理想のボディラインが期待できるため、女性の習い事としても人気が高い傾向にあります。

タヒチアンダンスのヒップアップ効果とは

スタイルのいい人は、ただ痩せているだけではありません。お尻がキュッと引き締まって上にあるし、姿勢が良くてくびれもあるS字体形です。タヒチアンダンスなら、そんな体形を手に入れて自分に自信を取り戻せるかもしれません。

タヒチアンダンスでは、足の指先をそろえて踊ります。さらに。中腰で踊るため、軽い空気イス状態が基本です。ヒップアップに必要なお尻の筋肉を支えるため、太もものつけ根(おしりの下)に筋力アップが欠かせませんが、これが必然的にできてしまうのです。

何もしないままだときつい姿勢も、リズムに合わせて踊りだせばヒップアップも簡単です。運動のうまい下手も関係ありません。初心者が練習するスローな動きでも、基礎代謝がアップしてじんわり汗をかきます。ヒップアップの他にも腰回り、内もも、下腹部の部分痩せに効果があるのです。

お尻が垂れてしまう原因の多くは、筋力が不足することと脂肪の流れによるものです。お尻の脂肪を支える筋力が低下する原因は、交通手段の利便性が高くなり下半身の筋力の不足が起きていることがあります。また、デスクワークで特定の部位に圧力がかかり、脂肪がその形を太ももや腰回りに流してしまうこともあるでしょう。

女性のお尻には、油断するとすぐにつぶれやすい環境が整ってしまいます。ヒップアップに必要な筋力が、効率よく作れるタヒチアンダンスが人気な理由がよく分かります。

ヒップアップできる理由は運動量の多さにある

ヒップアップできる理由は運動量の多さにある

リズミカルな音楽と小刻みな動き。タヒチアンダンスでヒップアップやシェイプアップができるのも、この運動量のおかげかもしれません。

タヒチアンダンスの動きを見ていると、女性は毎分約200回という腰の動きがあります。男性は足の高速開閉ですから、相当なカロリーの消費が見られるはずです。調べてみると、想像は的中。どのダンスよりも消費カロリーが高いことが分かります。

タヒチアンダンスは最大で330キロカロリーを消費します。ヒップホップの325キロカロリー、ベリーダンスの315カロリー、フラダンスの230カロリーと比べると、消費カロリーが非常に大きいことが分かります。ヒップホップのように体の場所やステップが大きなダンスよりもフラダンスの消費カロリーが高いのは意外に思えるかもしれません。

しかし、あの高速でヒップを動かすことだけが消費カロリーの大きさにつながっているわけではありません。タヒチアンダンスは、通常なかなか鍛えられない場所を燃焼させることができることも理由の一つなのです。

ヒップはなかなか自分で状態を確認しにくい場所ですが、継続すれば結果は明らかに見た目にも現れてきます。自然にインナーマッスルが鍛えられ基礎代謝が上がることで、痩せやすい体になっていくのでしょう。また、足をそろえながら踊ることでO脚改善にも効果が期待できます。血流が良くなってくれば、体のギスギスしたこりも改善に向かっていくでしょう。

ヒップアップには一定の継続が不可欠

ヒップアップを叶えるためには、タヒチアンダンスの動きを継続的に行っていく必要があります。継続する期間は、自分がどれだけヒップアップを維持したいかにもよりますが、しっかりとした筋肉ができあがるまでは週に2~3回の頻度がおすすめです。

もちろん、ダンスをする時間や練習する動きによっても違いはあります。有酸素運動による脂肪燃焼は、最低でも30分以上の運動継続が必要ですが、休憩を挟んでも構いません。また、普段の食生活や生活習慣も大きく関係します。

基礎代謝を上げるため、体温が低くなりすぎないように体を温めることや、脂肪の多すぎない食事メニューやビタミン・ミネラル類も欠かさないようにしましょう。睡眠は疲れた筋肉を回復させ、強い筋肉を作っていくうえでも重要になります。早寝早起きをして、体が喜ぶ生活を心がけていきたいものです。

ブログ
コラム
インスタグラム