コラム

最近では、スポーツジムのプログラムにフラダンスのクラスがあったり、趣味のサークル活動でフラダンスを行っていたりと、「フラダンス」は身近な物になってきているのではないでしょうか。皆さんも、ふわっとしたスカートをはいて、笑顔でゆったりと踊っている姿を一度は見た事があるかもしれませんね。
そこで今回は、フラダンスに興味を持っているけれど「年齢が気になる」「若くないから無理かしら…」というような心配をしている方や、「フラダンスのようなゆっくりとした動きなら私もできるかもしれない!?」という方に、フラダンスの年齢制限についてお話しします。

年齢制限はありません!

フラダンスを始めるのにあたって、体力がない、若くないという事を心配する必要は全くありません。フラダンスに年齢制限はなく、どのような年代の方でも楽しむ事ができます。もちろん、小さなお子様でも始める事ができます。また、ダンスの経験がほぼなく運動が苦手な方や体力に自信がないという方も大丈夫です。ですから、70代、80代になってから始めても楽しむ事ができますし、高齢になっても無理なく続ける事ができます。
フラダンスは、音楽にあわせてゆったりと踊るので有酸素運動になり、心肺機能の向上につながります。有酸素運動というとウォーキングや水泳と同じですね。また、重心を低くして背筋を伸ばした姿勢を心掛けるので、続ける事によって足腰が鍛えられたり姿勢が良くなる事も期待できるでしょう。年齢とともに体が衰えてしまうのは否めませんが、フラダンスをする事で楽しみながら体力の向上にもつながるなんて嬉しいですね。

笑顔でリフレッシュ

フラダンスは、笑顔を大切にする踊りです。なぜかというと、フラダンスの曲の多くは愛の歌だからです。幸せな愛の歌にあわせて踊っていれば、自然と笑顔になってくるものでしょう。日常生活において、数分間笑顔でいる事はなかなかないかもしれません。笑顔でいる事は、気持ちが晴々してくるだけでなく、免疫力が向上するなど医学的にも良い効果がある事は知られていますよね。口元がキュッと上がって目元もリラックスしている顔は、実年齢よりも若く見え、アンチエイジングの効果も期待できます。
また、フラダンスの曲は波の音など自然の音が入っているものも多く、優雅でゆったりとしています。目をつぶれば、南国の空や海、ハワイの大自然を感じられるような曲ばかりです。美しいハワイアンミュージックを聞きながらレッスンを受ける事は、気分も安らぎリフレッシュする事ができるでしょう。

年配の方に感謝や敬意を表す言葉、「クプナ」

年配の方に感謝や敬意を表す言葉、「クプナ」

皆さんもご存知のように、フラダンスはハワイの伝統的な踊りです。そのため、使われる用語はハワイ語です。
例えば、年齢ごとにクラスが分かれている教室の場合、子どものクラスは「ケイキ」、年配の方のクラスは「クプナ」とよぶことがあります。それぞれ、ハワイ語で「ケイキ=子ども」、「クプナ=知恵を授けてくれる大切な人=年配の人」という意味ですが、「クプナ」という言葉には、年配の人に対する感謝や敬意も込められています。
ハワイ語といえば、「アロハ」という挨拶の言葉が有名ですね。「アロハ」は、直訳すると、「アロ=御前」、「ハ=神様の贈り物、生命」というような意味になります。この短い言葉の中には、「神様の前にいるようにお互いに純粋な心でいましょう」というような深い意味が込められているのです。「アロハ」と毎日かわす挨拶には、やさしさや謙虚、思いやりや喜び、忍耐力、さらには愛など、ハワイの人々の精神がたくさん詰まっているのですね。フラダンスを習うことで、このような奥の深いハワイアンスピリッツに触れることもできます。
ちなみに「フラダンス」はどういう意味かというと、「フラ=ダンス」を指します。日本では「フラダンス」と呼んでいますが、ダンス+ダンスという事になってしまうのでハワイ語では、「フラ」と呼びます。「踊り」を意味しているという事ですね。

いつまでも健康で美しく!

笑顔で踊ることは、体全体の血行をよくして脳を活性化させる効果もあります。何より、笑顔でいることは気分も明るくなりますよね。笑顔で踊っている人を見るだけでも心が温かくなるものです。
そして、フラダンスといえば、色鮮やかなスカート(パウスカート)をイメージする方も多いでしょう。年齢を重ねると、日常生活では地味で落ち着いた服を着る方が多いかもしれません。色鮮やかなパウスカートを履いてちょっと可愛くなった自分を鏡で見てみましょう!いつもより気持ちが明るくなるはずです。
フラダンスに限りませんが、何かに打ち込んでいる人はいつまでも若々しくハツラツとしていますよね。年齢や経験に関係なく始められるフラダンスは幅広い年代の方にお勧めできるといえます。「もう歳だからフラダンスは無理かな…」と尻込みすることはないのです。

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