コラム

優雅に踊るフラダンスは、見た目の華やかさや、振り付けの優美さ、心癒される音楽に魅了されてしまいますよね。
「あんな風に踊れるようになりたい」と思ってレッスンに通い始める人もいるでしょう。しかし、「レッスンの間だけではなかなかうまく踊れるようになれない」といった悩みを抱えている方はいませんか?今回は、自宅でできる自主練習の方法をご紹介いたします。

優美さの裏に確かな体力あり!筋トレでベースを作り上げましょう

フラダンスの動きは、一見、優雅に見えます。しかし、実際にやってみた方ならわかるでしょうが、フラダンスの動きは想像以上に筋力や体力が必要です。

そのため、踊り切れる体力を身につけることが何よりも大切なポイントになります。週に1~2回と、限られたレッスン時間は貴重なものです。レッスン中、目一杯踊りに打ち込める体を手に入れるためにも、いち早く体力をつけておきたいですよね。

体力づくりと聞くと、つい運動部が行うようなハードな筋トレやランニングを想像してしまう方もいるかもしれません。しかし、実際には体力をつけるといっても、方法は簡単です。日常生活での動作にちょっとした動きをプラスするだけでも、基礎体力を高められますよ。

●テレビを見ながら足を上げる
●階段をつま先立ちで上り下りする
●電車内でおしりに力を入れるよう意識して立つ
●料理を煮込む間に壁腕立て伏せをする
●お風呂のなかや寝る前にストレッチをする
●ラジオ体操を習慣づけてみる

上記の例は、どれも簡単に取り入れられるものばかりですね。日常生活のなかのちょっとしたスキマに、体を使えるチャンスはたくさん見つけられるものです。

「トレーニングしなきゃ」「筋トレをしなきゃ」と力んでしまうと、つらくなったときに継続できません。こうした、ささやかなことを意識して続ける方が長続きさせられるため、結果的に体力増強にも役立つのではないでしょうか。

また、生活のなかで筋力をつけていくことは、ダイエットにもつながります。トレーニングなどで一気に筋力をつけようとすると、極端に筋肉がついてしまうこともあるのです。生活のなかで行える筋力増強対策は、緩やかに筋力をつけていけるため、緩んだ体を徐々に引き締めることができますよ。

基礎を身につけるには反復練習がベスト

初心者であれば、自宅で練習する際、ひたすら基礎練習を繰り返すことが上達の近道です。

基礎ステップはフラダンスの命。体重移動や腰の動きといった基礎を反復練習で体にたたきこんでおくことが大切です。

意識しなくてもきちんと基礎ステップが踊れることで、余裕をもって新たな振り付けを加えていけるのではないでしょうか。

基礎ステップを練習する際は、まず椅子の背もたれなど、ウエストくらいの高さのものに腕が伸びてつかまるくらいの距離をとりましょう。

そこから、足を肩幅に開き、背筋をまっすぐ伸ばして立ちます。腰に手を当てて膝を曲げる「クウポジション」をとりましょう。そこから、左足に体重を移して腰を左に振り、右足のかかとを上げます。

その後は、右足のかかとを踏み込んで体重を少しずつ移動させながら左足のかかとを上げて、腰を右にゆっくり振っていきます。これを左右交互に繰り返しましょう。

この動きは「カオ」と呼ばれるフラダンスの基本中の基本です。いくら練習してもしすぎることはありません。このステップが完璧にできるようになれば、ほかのステップも自然とマスターしやすくなりますよ。

スキマ時間はフラの曲でフラダンスの世界に浸って

スキマ時間はフラの曲でフラダンスの世界に浸って

通勤・通学時間は、日常生活のなかでも大きなスキマ時間です。この時間を有効活用するに越したことはありませんよね。

おすすめは、フラダンスで用いる曲を聴くことです。おすすめが「聴くだけ?」と思ってしまうかもしれません。しかし、曲を何度も聴いて踊っている姿をイメージすることは、フラダンスの上達にとても意味のあることなのです。

「初心者の方」「少し慣れてきた方」どちらであっても、新しい踊りを始めたときには、振り付けを覚えるのに苦労するのではないでしょうか。

もちろん、実際に何度も踊ることでも覚えることはできます。しかし、満足に踊る場所や時間を確保することは難しいですよね?

そこで、スキマ時間に曲を聴きながら、頭のなかで踊っている姿をイメージトレーニングします。実際に体を動かしていなくても、繰り返してイメージトレーニングを続けることで、脳に振り付けがたたきこめるでしょう。

もうひとつおすすめのポイントは、歌詞の意味を理解することです。振り付けの動きは、歌詞の意味と連動していることも多いため、内容を理解したうえで振り付けを覚えましょう。「なぜこのタイミングでこの動きをするのか」がわかるため、もし一瞬振り付けを忘れてしまっても、歌詞の意味から連想して思い出すことができるのではないでしょうか。

まとめ

ゆったりした音楽に合わせて踊るフラダンス。上達するために必要なことはスポーツと同じく基礎・基本です。
何事も、基礎は最初にきちんと身につけておくことが大切ですね。自己流の変なクセがついてしまうと、あとから修正するのは難しくなります。

繰り返して行う基礎練習や、地道な体力づくりは、ダイエットにもぴったりです。緩んだ体をきゅっと引き締め、ステキなスタイルへ近づけますよ。

無理をしないで楽しく、自宅でのフラダンス練習を行ってみてくださいね。

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