コラム

「新しいコミュニティに早く馴染みたい」「仲の良い友達をつくりたい」「あの人との距離を縮めたい」

習い事を始めたときや、職場や学校で新しい環境に入るときには、多くの方がこのような思いを持つのではないでしょうか。
時間の経過とともに自然と周囲に馴染める場合もありますが、人によっては「人見知りで会話が苦手」「どう振舞ったらいいのかわからない」「なかなか打ち解けられない」という方もいると思います。

そこでこの記事では、人から好かれる行動や避けるべき行動について解説していきます。周囲の人と良好な関係を築きたい方や、人との関わりかたに悩んでいる方はぜひ参考にしてみてください。

周囲から好かれる人ってどんな人?

新しいコミュニティに馴染みたい場合も、特定の人と仲良くなりたい場合も、参考にしたいのは「いつも周りに人が集まる人気者」です。職場や学校などで、性別も年齢も関係なく、いつも周囲から好かれているという人はいませんか?特別能力が高くなくても、なぜか周りに人が集まる人気者を見たことがあるという方もいるでしょう。

「努力しているのに人との距離が縮まらない…」という方は、まずは周囲にいる好かれる人の行動を観察してみてください。好かれる人を観察してみると「いつもニコニコしている」「誰に対しても平等に接している」「人の話をよく聞いている」「言い方が優しい」「自分を持っている」「周りをよく見ている」など、きっといろいろな良いところが見えてくるでしょう。

言葉にすると当たり前の行動のように聞こえますが、実際にこれらのことを継続してできている人は少ないのではないでしょうか。自分の周りにみんなから好かれている人がいるという方は、その人の良いと思う部分を見つけ、自分に取り入れていくのがおすすめです。

人から好かれる行動

ここからは、具体的にどのような行動をとると人に好かれやすいのかを解説していきます。
D・カーネギーの世界的なベストセラー本「人を動かす」では、人に好かれる六原則として以下のことが重要だと述べています。

誠実な関心を寄せる

人は他人には関心を持たず、自分のことに関心を持っている。他人に関心を持ってもらうには、まず自分が他人に純粋な関心を持つ必要がある。

笑顔を忘れない

笑顔は好意のメッセンジャー。笑顔でいると「私はあなたが好き、あなたのおかげで楽しい、あなたにお目にかかって嬉しい」ということが伝わる。笑顔になれないときでも、無理にでも笑ってみる。幸せでたまらないというふうに振る舞うと、本当に幸せな気持ちになる。

名前を覚える

人は自分の名前には大きな関心を持っている。自分の名前を覚え、そして呼んでもらえることは気分がいいもの。人に好かれる一番簡単で大切な方法は、相手の名前を覚え、相手に重要感を持たせること。名前は当人にとって、最も快い、最も大切な響きを持つ言葉であることを忘れない。

聞き手にまわる

人は他人に対して持つ百倍もの興味を自分自身のことに対して持っている。話し上手になりたければ聞き上手になること。相手が喜んで答えるような質問をし、相手自身のことや得意にしていることを話させるように仕向ける。

関心のありかを見抜く

相手の関心を見抜き、それを話題にする。相手が何に関心を持っているか、何に熱を入れているのか、どんな話題に喜ぶのかを見つけ出す。

心からほめる

「重要な人物になりたい」という願望は人間の最も根強い欲求。相手は見えすいたお世辞ではなく、心から認められ、惜しみなくほめられたいと思っている。そのため、ほめるときは相手に対して自分が本当に感心できる良いところを伝えるようし、常に相手に重要感を持たせることが大切。また、他人を喜ばせたりほめたりしたのだから、何か報酬がないと気が済まないという考えではいけない。「自分も相手も気持ちの良い思いをした」ということが報酬になる。

この6つの行動は、誰でも意識次第で行うことが可能です。「自分は明るい性格じゃない」「人見知りで相手に上手く話題を振れない」という方でも、相手の名前を覚えて笑顔で話しを聞くことや、相手の良い部分をほめることは実行しやすいと思います。

この他にも、人に感謝を伝えることや、困っている人をフォローすることなど、自分も相手もプラスになると思うことを積極的に行ってみましょう。

気をつけたいNG行動

気をつけたいNG行動

人と接するとき、無意識のうちに相手から嫌われる行動をとってしまうことがあります。相手と気持ちの良いコミュニケーションがとれるよう、当てはまるものがある方は気をつけるようにしましょう。

相手の話を否定する

自分の話を否定されるのは誰でも良い気分はしません。意見が違う場合でも、まずは相手の話をしっかり聞くことが大切です。「でも」や「いや」など、否定の言葉から入ることも避けましょう。

言い方を考えない

物事をハッキリと言うのは悪いことではありませんが、言い方によっては相手を傷つけてしまうことも。相手のためを思った発言だとしても、相手にとってはただの悪口に聞こえている場合もあります。キツイ言い方、トゲのある言い方はやめ、言われた側の気持ちを考えてから発言しましょう。

悪口や陰口、不満ばかり言う

他人の悪口は聞いている側も嫌な気分になります。いつも誰かの悪口を言っていると、周りの人から「自分がいないところでは同じように言われているのかな…」「この人は信用できない」と思われ、避けられるでしょう。人間なのでたまに愚痴が出ることは仕方ないですが、毎日のように不平不満を言うことはやめましょう。

まとめ

人に好かれる行動を意識して行うと、人との距離が縮まるだけではなく、自分の人生も豊かなものにできます。新しいコミュニティに馴染みたい方や友達を作りたい方、人間関係を改善させたい方は、好かれる行動をぜひ実践してみてください。

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