コラム

タヒチアンダンスを始める人がまず突き当たる壁、それは小麦色の肌かもしれません。ポリネシアの伝統的な衣装を身につけて踊るとき、日に焼けて健康的な小麦色の肌はタヒチアンダンスを一層盛り上げます。ただ、普段の練習では気にならないものの、タヒチアンダンスのイベントやショーをするなら踊りのお稽古と気合いを入れた衣装、そして肌の色が心配です。

なぜなら、ハワイのフラダンスと違って、タヒチアンダンスはとにかく小麦色の肌でないと情熱的なダンスが引き立たないからです。タヒチアンダンスの先生のなかには「できるだけ肌を黒くして」「がんばって日焼けしてね」と発破をかけることもしばしばともいわれます。たしかに、大胆でエロティックな女性の美を表現できるタヒチアンダンスのダンサーの肌が真っ白では観客も首をかしげてしまうかもしれませんね。

日焼けするのが一番ですが、だからといって女性が日焼けするのはお肌が心配ですし、職業柄難しいことだってあります。ここでは、タヒチアンダンスのイベント前にお肌を小麦色に黒くするためのポイントをご紹介します。

日焼けするのは難しいから

「人生をタヒチアンダンスに賭けている!」
「四六時中いつだってタヒチアンダンスのために生きている!」

タヒチアンダンスとともに生活しているようなダンサーなら、イベントやショーのためにどんどん日焼けしてもかまわないかもしれません。日光浴や日焼けサロンに通えば、簡単に小麦肌にすることはできます。ただ、タヒチアンダンスをちょっと始めてみようかなという初心者や仕事や生活で日焼けができない人、美容や健康面で日焼けを避けたい人はどうすればいいのでしょうか。

女性の美容に日焼けは禁物。ドラッグストアに行けば多くの日焼け止めクリームが市販されていますし、紫外線の気になる季節になれば日傘や帽子でUV対策するのは当たり前な時代です。それに、普段から日焼けをした肌ではシミができやすくなったり、お肌のトラブルの原因になったりと、健康面での心配もあります。

しかも、タヒチアンダンスの衣装の下からのぞくのは、顔や腕といった日焼けしやすい部位ではなく太ももやお腹、背中といった普段の生活では日焼けしづらい場所ばかりです。自然に黒くしたいからといって、ビキニ姿で日光浴したり、毎日日焼けサロンに通えたりできるならいいのですが、現実的にはかなり難しい話になります。

日焼けに見せるクリームがおすすめ

直接地肌を日焼けするのは難しいけど、タヒチアンダンスの衣装を着てショーで踊りたい……そんなとき強い味方になってくれるのが、タンニングです。なんとタンニングを塗るだけで、紫外線を浴びることなく小麦色の日焼けした肌に黒くすることができます。タンニングはもともとヨーロッパやアメリカのセレブの間で広まりました。健康的な日焼け肌がおしゃれの大切な要素と考えている欧米のセレブが気軽に小麦色の肌にするために利用している人気のアイテムです。

なぜ、日光を浴びなくても肌が日焼けしたようになるのでしょうか。それは、タンニングの成分が紫外線を浴びたときに発生するメラニンを発生させずに肌の角質層のアミノ酸に作用して日焼けしたような色にするからです。肌の内部にあるメラニン細胞に影響を与えないので、しみやそばかす、皮膚がんの原因であるメラニンの増加もほとんどなく、安心して使うことができます。

最近は、オーガニック成分にこだわったタンニング製品も登場しているので、素肌の健康を気にする人はぜひ成分表示を確認して選んでください。ちなみに、タンニングは角質層だけに反応して色がブロンズ色に変わるというのがポイントです。定期的に塗っていると小麦色の肌をキープすることができますが、塗るのをストップすれば自然に少しずつ色が薄くなっていき、自分の素肌の色へ戻すことができます。

薄くのばして塗ればベトつきもなく、数分でサラサラ肌になります。商品によっては「酸っぱいニオイがする」というものもありますが、多少ニオイが気になっても塗ってしばらくすると消えていきます。塗ってしばらく時間を置けば、衣装を汚したり、ニオイが付いたりする心配もありません。

気軽に済ませるなら暗めのファンデーション

気軽に済ませるなら暗めのファンデーション

タンニングを使わなくても身近なものなら、ファンデーションである程度色を黒く見せることもできます。とくにリキッドファンデーションで色の豊富なシリーズから選ぶと、自分のイメージする小麦色の肌に近づけられるでしょう。濃いめの色のBBクリームでも小麦肌でツヤを出し、滑らかな肌質に見せることができるのでおすすめです。また、舞台専用化粧品はステージのライトや汗にも強く、イベントやショーには特におすすめです。メーカーによっては、日に焼けたような茶褐色の肌に見せる本格的ボディ用ファンデーションもあり、インターネットで手軽に購入が出来ます。

まとめ

タヒチアンダンスだからといって必ず日焼けをしないといけないわけではありません。ただ、イベントやショーの前にはタンニングやファンデーションといった肌を焼くことなく小麦色の肌に見せるアイテムを用意しておきましょう。直接肌に塗るタンニングですが、オーガニックにこだわったものを選べばスキンケアの面からも心配がありません。ぜひ健康的な日焼け肌に近づけるアイテムを利用して、タヒチアンダンスを楽しんでみてください。

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